ギリシャ:債権団との合意後、総選挙を実施か

greek-parliament

8月半ば、ギリシャ政府にとって再び試練の時がやってくる。

10日(月)からの一週間は、ギリシャ政府と債権者たちとの間で新たな第3次ギリシャ支援に関する合意の形成を行うために重要な一週間となるだけでなく、9月中に実施されるとささやかれている総選挙の日程が明らかになるだろう一週間だ。

ギリシャメディアの報道によれば、政権与党・急進左派連合(SYRIZA)の幹部らは早い時期の選挙は確実としており、これに関しては債権者らとの合意の締結後速やかに発表される見込みとしている。また同幹部らによれば、次の選挙を前にラファザニス・元エネルギー相を中心とした覚書に反対し、ユーロ圏からの離脱を主張するグループが離党し党を分裂、新党を結成するものとみられている。

ギリシャ政府は、8月13日(木)と14日(金)に実施されるユーロ・ワーキング・グループおよびユーログループ(ユーロ圏財務相会合)の終了後に債権者らとの合意を締結する計画で、合意締結後、議会への関係法案の提出を行い、8月18日(火)までに新たな施策に対する議会での採決が行われる予定という。

ギリシャ政府が受ける初回の支援243億6,000万ユーロは、国内銀行の資本増強に100億ユーロ、20日(木)期限の欧州中央銀行(ECB)が所有するギリシャ国債の償還に32億ユーロ、緊急つなぎ融資の返済に71億6,000万ユーロ、ギリシャの公共部門の負債の返済に25億ユーロが充てられるほか、他の支払いにも利用される。

 

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbyweb 、および 英語版ニュースのGreek.world の共同創設者。

scroll to top