世界各地のドライバルク商品の海上輸送を専門とするギリシャを拠点とする海運会社シナジー・マリタイム・ホールディングス(Seanergy Maritime Holdings Corp.)はプレスリリースで、日本建造のスクラバー(排ガス浄化装置)搭載型181,500重量トン(dwt) ケープサイズ新造船2隻の取得に合意したことを発表した。
プレスリリースによれば、シナジー・マリタイム・ホールディングスは日本建造のスクラバー(排ガス浄化装置)搭載型181,500重量トン(dwt) ケープサイズ新造船を、日本の第三者と即時納入で取得する契約を締結。同船の引渡しは2027年第2四半期から第3四半期にかけて行われる予定としている。また2隻目のスクラバー(排ガス浄化装置)搭載型181,500重量トン(dwt) ケープサイズ新造船について、10年間の裸用船契約を締結。引渡しは2029年第1四半期を予定しており、契約5年目の終わりから用船期間終了まで同船を取得するオプションを有しているとした。上記2隻の船舶の取得費用は、10年間の契約期間終了時に2隻目の船舶を取得するオプションを行使した場合を想定し、裸用船契約に基づく利払いを除き、約1億5,800万ドルと見積もっているという。
今回の新造船2隻の取得と合わせ、同社は2010年建造のケープサイズ船 M/V Squireship(170,018 dwt)を、関連会社のユナイテッド・マリタイム・コーポレーションに2,950万ドルで売却すると発表。シナジー・マリタイム・ホールディングスのスタマティス・ツァンダニス(Σταμάτης Τσαντάνης)会長兼CEOはプレスリリースで「これらの取引は、当社の船隊の規律ある更新における新たな一歩である」とした上で、老朽化した船舶を魅力的な価格で売却し、引渡時期が有利な高品質な日本の新造船に再投資することで、船隊の長期的な収益力と効率性をさらに向上させていくとした。
同社はギリシャ・グリファダに本拠地を置き、「KAIZENSHIP」「ICONSHIP」を始めとする日本建造の船舶を多数運用している。