[読者投稿]第1回はギリシャのコスタスが日本語でつづる3つの物語!

 

GreeceJapan.com では常に、数多くの読者の中から日本語を学び、文章をつづることを愛し、自らの思いを記事としてGreeceJapan.com で発表したいと思う方にその門を広く開放しています。またそうして文章をつづることは、日本語を学ぶ方法の一つでもあります。

今回ご紹介するのもそんな試みを通じて日本語を学ぼうというある読者からの投稿です。その思いを大切にするため、あえて文章には一切の手を加えず原稿のまま掲載しています。読者の皆さまには、どうか広い心でこの文章をお楽しみいただければと思います。それぞれの想いや愛、学ぶ理由を抱えながら、ある外国の言葉を学ぼうと力を尽くす姿勢を称賛いただければ幸いです。

第1回は長年に渡る GreeceJapan.com の熱心な読者の一人、コスタスの投稿です。彼がしたためた3つの物語をお楽しみください!

コスタス(ギリシャ・アテネ)

朝カラフル、一ページ物語1 「キツネさん」

百年前、小さな山村に二人の子供が住んでいました。
その村では人がたくさんいなかったが、全部の必要なもの自分で作っていました。そして、何も要らなかった。だからこそ、一生にその山村にずっと存在していました。遠くのある村や大きな都市や海洋なども全然知っていませんでした。

ある日、ゆうきこちゃんとよわおくんが話していました。
「毎日毎日同じことするともう嫌だよ。他の所を見に行きたいんだよ。」とゆうきこちゃん言いました。
「お父さんとお母さんは優しくて毎日一緒に遊んでいてかわいい動物が飼っていて楽しいんじゃないか。」とよわおくん言いました。
「いやだ、いやだ、いやだよ!」と腹立って、ゆうきこちゃんが大きい声で言いました。
「うるさいよ!」とよわおくん言って、妹の泣き出そうな顔を見て
「ねえ、遊ぼう?」と手を渡して言いました。
「うん」

もう暗くなってきたが二人はまだ遊んでいました。
走ったり笑ったりして、とっても楽しかったです。
深夜でしたがまだ家に帰っていませんでした。

あの時、二人は橋の前で立っていました。
「帰ろうか」とよわおくん言いました。
「いいえ、橋を渡して世界を知りたいよ」とゆうきこちゃん言いました。
「バカなこと言うな!」とよわおくん叫んで言いました。
ゆうきこちゃんは怒って橋の向こうで速く進んでいました。
急に橋の上でキツネの姿を見ました。
そのキツネさんは綺麗な赤い髪の毛がありました。優しく女の人の声で話しました。

「世界を見に行きたいかしら」

よわおくんがびっくりして一歩、二歩、三歩キツネさんを見ながら後退りました。
「はい、そうですよ。だから、どいてください」とゆうきこちゃんは怖がらないで言いました。

「そうするよ。でも、行く前に知らせたいこともある」と笑顔でキツネさんは言いました。
「その知りたい世界はとっても悪くて貧乏な人はいっぱいよ。着く前に死んでしまった人もいたよ。怖い動物も果物のない地域もあるよ。そして、ここに戻なくなるよ。」とキツネさんは言いました。

「ゆうきこちゃん帰ろうよ。そんなに怖い世界に行かないで、家に帰ろうよ。」とよわおくんが泣き出そうな顔で言いました。
「いや!毎日同じ仕事、動物を飼育したり、牛を絞ったり、野菜を育ったり、水を集まったりしていやだよ。つまらないんだよ。行くよ!新しい世界を見に行よ。」と勇気いっぱい、そして冒険を楽しみに言いました。

あの日から二人は一度も会っていません。
二人は嬉しくて良い生活を送っています。。。

 

朝カラフル、一ページ物語 2 「空と猫」

むかしむかし、コーキと言う猫がいました。
コーキちゃんはオレンジいろのふわふわな猫でした。

ある日、ぼんやりと歩いていたコーキちゃんにヒコと言う鳥が近寄って来ました。
ヒコくんは小さくて茶色です。ヒコくんの首では赤色のパターンがあります。

「はじめまして、ヒコです。」
「はじめまして、コーキです。」
「よろしくおねがいします」とふたりは紹介しました。

「友達にならない?」とヒコくん言いました。
「いいにゃん」とコーキちゃんは嬉しくて言いました。
「ねぇ、どうしようかな」とヒコくん言いました。
「私の得意は走りだにょ。今までの会った動物の中で一番だにょ」
「でも、まだヒコくんのような動物と走っていにゃい」とコーキちゃんは言いました。
「じゃ、あの遠くの大きな木まで走ったらどう?」とヒコくん言いました。
「うん、そうしにょ!」

「必ず勝つ!」
「必ず勝つ!」と同時にふたりは言いました。
結局同時に着いて誰も勝たなかった。
「もう一度、おにぇがい」とコーキちゃん言いました。
「はい、あの湖まで走ろうよ」とヒコくん言いました。
「よし!今回必ずかつ」
また、同時に着いて誰も勝たなかった。

「じゃ、あの大きい岩の上でどう?」とヒコくん言いました。
コーキちゃんは目をあげて高い所、あそこまで道路を歩くのない岩でした。
ジャンプしなければならなかったです。
「え!岩の上まで道路はにゃいよ。走る所はにゃいよ!」とコーキちゃん言いました。
「出来ないか?怖いか?」とヒコくん言いました。
「怖くにゃいもんか。出来るにょ。ヒコくん前に着くにょ。」とコーキちゃんは腹立って言いました。
ヒコくんは簡単に岩の上に行きました。
でも、コーキちゃんはジャンプして転んでしまった。またジャンプして転んでしまった。
「飛べない?じゃ、僕の勝ちだぁぁぁ」とヒコくん嬉しくて言いました。
「飛べるにょ!」とコーキちゃんは怒って言いました。
もう一回ジャンプして転んでしまった。もっと高く、もっと高く、もっと高く。。。
岩の上に着くことが出来なかった。
ヒコくんの翼を見てアイデアがありました。
「そうにょ。もし私の手を速く動いたら飛ぶことが出来るかもしれにゃい。」とコーキちゃん考えました。
そうして、後ろの足に立って手を速く動きました。もっと速く、もっと速く。。。
「出来ないんだよ?本当に出来ないんだよ?ははは。じゃ、僕の勝ちだ。そして帰るよ。じゃな。」とヒコくん言いながら遠く飛んで行きました。
「きさまぁぁ、ふざけるにゃ!」と怒って叫びました。
ヒコくんを追おうとしましたが、追いつくことが無理でした。

あの時から猫と鳥は敵になりました。
毎回猫が鳥を見ると怒って掴もうとしています。
今でも猫は飛べないがジャンプが上手になりました。

 

朝カラフル、一ページ物語3 「旅怪(りょうかい)」

むかしむかし、あの男の人は岩手から大阪まで旅行していました。
子供だった時の友達を会いに行きたかったです。
歩いて行かなければならなかったので、昼間に旅行して夜になると休みました。

その夜空の下でぼんやりと綺麗な星や月の光っている美しさを見て、「静かで綺麗だなぁ」と思いました。
「ここでさえいるとなにもいらないなぁ」と考えた所に、いつの間にか知らない人の声が響いた。

「そうですね」
「だからこそわしはここに住んでいますよ。ここはわしの家です。」

「え!だれ?だれだ?どこだ?」と旅人はびっくりして聞きました。

「わしは森を守ている妖怪です」
「お前らしく優しい心の人はあまり来ないんですよ。夜になったら犯人だけ隠していますよ。」と妖怪を答えました。

「なんで喋っているか。なんで俺と?」と旅人は言いました。

「わしは寂しいですよ。お前のような人と話したら嬉しくなるよ。」
「妻や友達はいないから旅人と話すことが大事なことですよ。」と妖怪は答えました。

「俺は一日中歩いているからとっても疲れているよ。話すとかいらないよ。
その上、二日間なにも食べていないから弱くなった。」と旅人は言いました。

「そうですか。お前の好きな料理をあげたら、わしと話しますか。」と妖怪は言いました。

「それは冗談じゃねえか。妖怪だけじゃねえか。そしてここでは何もいないよ。
どのように料理をつくるか。」と旅人は言いました。

「安心してください。料理を作れますよ。でも、料理を作った後、一緒に話のを約束して
ください。」と妖怪は言いました。

旅人はちょっと遠慮したが、おなかがすいたので「あいつは確かに嘘つきだ。
でも、もし一つだけの真実を言っている可能性があればいいな。じゃ、試してみる」と旅人は考えました。

「約束してるよ。」と言いました。

そして瞬間に旅人の前に豊かな料理や酒も現れました。旅人は嬉しくてもう何も食べないほど食べていた。そしたら、妖怪と夜明けまで長話していた。結局疲れていたからすやすやと眠っていました。

次の日は目を覚まして、変な気持ち

がありました。自分の体重は感じないで夜空と静かな
森を上から見えました。。。

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