GreeceJapan独占インタビュー:ギリシャ人ランナー、東京マラソン2019を語る

GREEK

3月3日(日)冷たい雨と真冬を思わせる気温のもと、女性3名・男性7名の総勢10名のギリシャ人ランナーらが今年2019年の東京マラソンに参加した。GreeceJapan.comは今年も42.195kmを走り抜けたギリシャ人ランナーを捉えるべくフィニッシュ地点で取材を敢行。闘いを終えた彼らから、それぞれの想いを聞くことができた。

マリア‐エルイザ・スタバラ

今回の東京マラソンの完走でアボット・ワールドマラソンメジャーズの6大マラソンを走破し完走者だけに与えられる念願のメダルを手にしたマリア‐エルイザ・スタバラ。完走後、東京マラソンへの熱い想いを語ってくれた。

東京マラソンは私がこれまで走った大会の中で最も素晴らしいマラソンだったと言えるでしょう。これまでの経験上もっともリラックスして走ることが出来た素晴らしい運営の大会であると思います。コース上の2.5kmごとに給食ステーションがあり、またあらゆる場所で数え切れないボランティアの方々が我々を支えようと目を光らせていました。

凍るような冷たい雨にも関わらず、あらゆる場所にたたずむ全ての年代の観客が熱い声援を送ってくれました。彼らの熱意に、日本人がマラソンという競技とこれ程までに深く結びついているということ、そして男女問わず、優れた日本人ランナーたちが活躍したのは決して偶然ではないということを考えさせられました。

残念ながら、私はこの素晴らしい国を離れなければなりません。私の胸は、東京マラソンを支えてくれた大会運営に携わられた皆さんへの、そしてこのような素晴らしいかたちで忘れられない経験を与えてくれた日本の皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです。

パナヨティス・メナヤス

コース上のあらゆる場所で勇気をくれたほほ笑みに満ちた人々の表情を、私は決して忘れることはないでしょう。冷たい雨と寒さを顧みず、沿道に立ち力の限り声援を送り、走り続け走る私たちに勇気を与えてくれたのです。

大会運営は信じられないほど素晴らしいものでした。流石はこういった大きな大会の運営について定評のある日本人ならではのものだと思います。

今回こうして日本とギリシャという二つの国の人々を結びつける東京マラソンについてお話する機会をいただき、心から感謝します。

エヴァンゲロス・ペラキス

東京マラソンは私にとって信じられないような経験でした。スタートからフィニッシュまで雨が降り止まなかったことをおいても、フィニッシュに至るまでの道程は、この街の素晴らしい印象の数々を私に刻み込む、信じられないほど美しいものでした。

大会運営については素晴らしく、最高と言うしかありません!尊敬に値する振る舞いでランナーを支えた数え切れないボランティアの方々には心から感動させられました。ありがとうございます。

ニコス・ペンセルダキス

ニコス・ペンセルダキスも今回の東京マラソン完走でアボット・ワールドマラソンメジャーズの6大マラソンを走破しメダルを手にしたギリシャ人ランナーだ。家族とともに来日し、大会直前までコンディションの調整に苦しみながらも夢を叶えた彼の東京マラソンに対する熱い想いを紹介する。

東京マラソンに対する印象は素晴らしいの一言に尽きます。忘れられない思い出としていつまでも私の心に残ることでしょう。

日本人はマラソンという競技にあふれんばかりの愛情を注いでいます。大会のあらゆる場面で、日本の文化、運営哲学、そして日本人のプロ意識といったものが垣間見えました。そして、こういったものすべてが東京マラソンを恐らく世界で最も優れたマラソン大会に押し上げているのだと私は確信しています。

コース上のあらゆる場所に待機するボランティアは、みな礼儀正しく、労を厭わず、そして常にほほ笑みを忘れずその力を尽くしていました。中でも私を深く感動させ、またこれまでに出場したどのマラソンでも目にしたことのなかったもの、それは給水ポイントの周囲のコース上にゴミひとつ落ちていなかったという事実です。ボランティアの皆さんは雨の中、ランナーたちが飲み終わったカップを投げ入れるためにゴミ袋の口を開いて待っていましたし、カップが地面に落ちれば、すぐに走ってゴミを回収していたのです。素晴らしいことです。称賛に値する、それ以上何が言えるでしょうか。

東京という街と日本の人々の姿は、私の心の中につねに在り続けます。素晴らしい時間を私に与えてくれたことを心から感謝します。

ニコス・イコノミディス

東京マラソンは、この上なく計画的に運営されたレースであったと思います。

レースは素晴らしいもので、様々な役割のボランティアの皆さんの振る舞いは、私がこれまで参加したマラソンの中でも最高であったと言えるでしょう。ランナーの誰かがちょっとした取るに足らないトラブルに直面したとしても、魂を賭けて助けようと力を尽くす、その姿に我々は勇気づけられたのです。

もう一つ私を感動させたのは、レース中だけでなくレース後もコースにゴミひとつなかったという、これまで私が一度も見たことのない街の姿でした。これまでに参加したあらゆるマラソンの中でも素晴らしいレースであったというだけでなく、給水ステーションの周囲でさえカップひとつ道端に落ちていなかったのですから。すべてのボランティアの方々に感謝したいと思います。

東京は、伝統と革新が想像もつかないような日本人独特の方法で結びついている文字どおり夢のような街です。この美しい街と素晴らしいマラソンから得た想い出を胸に、私は日本を後にします。たった7日間しか滞在することが許されなかったことが、本当に残念でなりません!

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbyweb 、および 英語版ニュースのGreek.world の共同創設者。

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