映画レビュー「パパにさよならできるまで」

映画「パパにさよならできるまで」を初日に渋谷・シネ・アミューズにて見て参りました。
イリアス役を演じたヨルゴス・カラヤニス君の演技もさることながら、この映画へ「ギリシャの日常」の色彩を加えていたのは、おじさん俳優たち。日本の映画ファンのために、以下少しご説明を…。

(映画パンフレット表紙より。)

【父(フリストス)】役…ステリオス・マイナス。
ギリシャ映画「タッチ・オブ・スパイス」に出演してますが、どの役かすぐに 分かったあなたはすごい!そう、おヒゲが印象的な主人公ファニスの叔父の 船乗り・エミリオス役です。他には、主題歌をギリシャ音楽シーンの大物2人(アルバニタキ&ポルトカログル)が歌い映画以上の大ヒットとなった「ブラジレイロ」にも出演しています。【叔父さん(テオドシオス)】役…フリストス・ステルギオグル 現代ギリシャの傑作「サ・ト・メタニオーシス(あなたは後悔するでしょう)」 で主人公の母に結婚指輪を用意しながら、他の女性と結ばれた「後悔する男」役 が印象的な俳優さんです。この映画、音楽も大歌手ディーミトラ・ガラーニが 作曲し、テーマソングも舞台女優・歌手のツァナクリドゥという豪華さ。 40歳になったある女性が、するとは、人生とは、自分らしさとは何か について悩み、ついには自分自身の幸せを得るというもの。 ギリシャに時間と人生を捧げる前には、映画漬けの毎日を送っていた筆者が 心から、「ギリシャ」という贔屓目を抜きにしてお勧めできる映画です。さて、このたびの映画のパンフレットには、ギリシャのイラスト展を開いた川政さんが一文を書いておられます。劇場に足をお運びの折にはぜひご一読を。
(追記)
映画で、上の「叔父さん」は「ノノ!」とイリアス君に呼ばれています。これはギリシャの中で重要な「名付け親」のこと。子供が誕生すると、必ず名付け親「ノノス(女性の場合はノニ)」がついて面倒を見ることになります。大抵叔父さん・叔母さんや、年の離れた上の従兄弟などがなるのですが、このイリアス君の場合たまたま本当の「叔父さん(父の兄)」がノノスだったということなのですね。ちなみに、筆者の知り合いの40歳男性も甥のノノス。甥が歯医者に行くとき、いい医者を紹介し、車に乗せて連れて行く…こんなこともノノスは頼まれたりします。
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