盗難被害の18世紀のイコン2点が発見、ギリシャへ返還される

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2006年(平成18)にギリシャ中部の修道院から盗まれた1735年作のキリストと1785年作の聖母マリアを描いた2点のイコンが、2021年1月19日(火)レバノン・ベイルートのギリシャ大使館に届けられた。この2点の盗難されたイコンは、事件後関連情報とともに盗難に遭った芸術作品の違法な取引を減らすことを目的に作られたインターポール(国際刑事警察機構)のデータベースに登録されていたもの。

2点のイコンは、昨年2020年10月ギリシャ教育文化省の考古学者がドイツ・デュッセルドルフで同年11月に行われる予定のオークションのリストをチェックした過程で特定されたもの。特定後、ギリシャ政府は直ちにインターポール(国際刑事警察機構)に対し対象の発見、押収、ギリシャへの返還について支援を要請。調査の結果、2点のイコンはレバノンで発見され、売却後デュッセルドルフに輸送されることになっていたという。ギリシャおよびエジプトの司法当局は直ちに手続きに着手、発見された2点のイコンをギリシャ政府に引き渡すよう命じた。

19日(火)ベイルートのギリシャ大使館に移送され、ギリシャ政府に返還された2点のイコンは近日中に修道院に引き渡される予定。

 

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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