イタリアのラベルの後ろに隠れるギリシャのオリーブオイル

ヨーロッパのスーパーマーケットの棚には、誰もが知るイタリアのカラペリ、モニーニ、カルリといった多くの有名なオリーブオイルブランドの名を見つけることができる。一方ギリシャのオリーブオイルはと言えば…もし原産地が記載されているなら見つけることができるだろう、ビンの中でラベルの後ろに隠れて。

スーパーの棚でリットル当たり7~8ユーロで売られているカラペリのオリーブオイルの後ろには、ギリシャのオリーブオイルが隠れているか、またはギリシャの生産者はキロ当たり2ユーロ程度で生産したオリーブをイタリアの市場に売っている。イタリア人がこれに付加価値を付けて売るのを放置しながら。
これが、世界で3番目のオリーブオイル生産地であるギリシャの現実の姿なのだ。

失われた80年代、ギリシャの生産品(と考えられているとして)を支援する国家戦略が存在しなかったのと同様に、ギリシャの会社が当時の新たな市場(アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本)の需要を掘り起こすための投資、マーケティング、広告を重要視しなかった時、ギリシャは世界のオリーブオイルの地図から抜け落ちた。たとえばスペインは、コスト削減と国の支援によって大きな協同組合と強固な販売網を組織し、ほんの数年でアメリカの市場を獲得した。

ギリシャも今、スペインのように野心的に海外進出を図るエライス(ユニリーバグループ)、ミネルバ、ガイア、そのほかアグロビム、ヌートリア、EASシティアス、そしてエレウルギキといった会社の試みにより近年はヨーロッパを含め海外の大きなチェーンでギリシャ製品の存在感が増している。

数値で見れば、この2年間でギリシャのオリーブオイル輸出の上昇率はドイツ及びオーストリアで25%、英国で15%であった。勇気づけられる数値ではあるが、スペインとイタリアはまだ遠いといえよう。

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