
2009年第62回カンヌ映画祭の「ある視点(Un Certain Regard)」部門で最高賞を受賞し、第83回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた ギリシャ人映画監督ヨルゴス・ランシモスの作品 『Dogtooth(原題:キノドンダス/訳:「犬歯」)』が 、今年2012年日本で公開される予定となった。
ランシモス監督は1973年アテネ生まれ。ギリシャのスタヴラコス映画学校で監督術を学んだ後1995年から映画製作に携わり、2001年初めての長編作品である 『オ・カリテロス・ム・フィロス(訳:僕の親友)』を監督。『Dogtooth』のカンヌ受賞後にも、2011年第68回ベネチア国際映画祭で最新作『アルピス(原題)』が脚本の共同執筆者エフシミス・フィリップ(『Dogtooth』でも共同執筆)とともにOsella for Best Screenplayを受賞するなど近年若い世代のギリシャ人監督が国際的な賞を受賞する中ひときわ輝く映画監督である。
本作では父親役に2007年日本で公開されたギリシャ映画『パパにさよならできるまで』をはじめ数々のギリシャ映画でその幅広い持ち味を発揮するフリストス・ステルヨグルが出演。高い壁に囲まれた町外れの一軒家に暮らす両親・子供3人の家庭の中で絶対的な力を持つ父親役を見事に演じている。