Vリーグ・群馬銀行グリーンウイングスで戦うギリシャ女子バレー界の最高峰・ハンタヴァに聞く

photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com

群馬県の県庁所在地・前橋市に本店を置く群馬銀行の9人制バレーボールチームとして1975年(昭和50)創部され、国体13回を含め全国優勝44回という成績を残してきた群馬銀行バレーボール部。2015年(平成27)活動の主体を6人制に移行し、公募によりチーム名を新たに「群馬銀行グリーンウイングス」として、2015/16シーズンからVチャレンジリーグⅡに参戦し、以降2017/18V・チャレンジリーグⅡで優勝、2019-20V.LEAGUE DIVISION2、2020-21V.LEAGUE DIVISION2で優勝、前シーズンの2021-22V.LEAGUE DIVISION2で準優勝と、DIVISION1への昇格を目指し活動を続けている。

40年以上に渡って群馬県民に愛されるそんなチームに、2人目の外国人選手として2022年10月にやって来たのが、ギリシャ・グレベナ出身で、16歳からギリシャ代表チームで活躍しキャプテンを務めた経験を持ち、ギリシャのオリンピアコス、PAOK、キャプテンを務めたパナシナイコスといった名門をはじめ、欧州、アジア、南米まで数々のチームで活躍してきたエヴァンゲリア・ハンタヴァ(Evangelia Chantava )だ。緑をチームカラーとする前所属チーム・ギリシャの名門パナシナイコスから、同じく緑をチームカラーとする群馬銀行グリーンウイングスへの移籍を決断した彼女は、豊富な経験を活かし、12勝1敗(2月3日時点)でV2首位をキープするチームの原動力となっている。

初来日から4か月あまりが経った2月5日(日)シーズン最後のホームゲームとなるヴィアティン三重戦で3‐0のストレートで快勝した試合後、GreeceJapan.comはハンタヴァ選手にインタビュー。力強いアタックで、ホームのファンに勝利をプレゼントできた喜びに顔をほころばせる彼女からお話を伺った。

photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com

どのようにして、バレーボール選手としてのキャリアを日本で続けることを決断されたのでしょうか。私が知る限りでは、ギリシャをはじめ海外の複数の国からもオファーがあったと聞いていますが。

日本は私の一生の夢のひとつでした。ここでプレーしたいとずっと願っていましたから、オファーを受けた時は迷うことなく「ネ(Ναι/ギリシャ語でイエス)」と答えました。

あなたは群馬銀行グリーンウイングスで唯一の外国人プレーヤーです。日本のチームでプレーするということについてお話しいただけますか。異なる習慣や言葉に苦労されたのでしょうか。

初めは確かに苦労しました。チームメイトは誰も英語を話しませんでしたから、言葉の面では困ったことは確かです。でも、私の通訳を務めてくれているユリコが大きな力になってくれました。彼女は私に日本の習慣や生活について説明してくれたのです。調整に少し時間はかかりましたが、こうしたことを乗り越えてプレーに集中でき、とても嬉しい思いです。

日本のバレーボールについて、あなたの印象を教えていただけますか。ギリシャのバレーボールと異なる点があるのでしょうか。

日本のバレーボールはより質が高いと言えるのでは、というのが私の意見です。守備に重きが置かれ、それによって自然と高い質が保たれていると思います。日本では、私たちは試合で長いラリーを続け、レシーブからアタック、ブロックまであらゆるプレーを行っていますが、私にはこれがとても楽しく感じられます。より上のレベルに到達することができますから。こうしたことを考えると、そう、ちょっとした違いがあると言えますね。

日本について、あなたの第一印象を教えてください。日本の観光スポットなどを訪れるための自由時間はこれまでにありましたか。

長時間のトレーニングをここ群馬で行っていますので、リーグ戦真っ最中の今は旅する時間を確保することは難しいですね。去年のクリスマスの休暇には短期間東京を観光することができましたが、日本の様々なスポットを訪れるのは、シーズンが終わった後になりそうです。日本は素晴らしく美しい国です。私は日本を心から尊敬していますし、日本の方々は会ったその日から私を尊重してくださり、私がストレスなく過ごすことができるよう、あらゆることを行ってくださいました。皆さんには、是非私が日本の方々を愛していることを知っていただきたいと思っています。

ギリシャであなたは知らぬ者のない有名人で、多くのファンがいます。そんなあなたに、日本のファンに向けて伝えたいことはありますか。また、故郷のギリシャを遠く離れている今、ギリシャの人々に何を伝えたいと思いますか。

まず初めに、私たちを支えるため来てくれるすべての人にありがとうと伝えたいと思います。日本でのあらゆる場面で私のそばにいてくれる、そんな皆さんにはどれだけ感謝してもしきれません。そしてギリシャの方々には、これまでどおり変わらず、できる限りで私を支えていただきたいというのが、私からのメッセージです。

ありがとうございました。あなたの群馬グリーンウイングスでの活躍と、チームがV1昇格を果たされることを心からお祈りいたします。

インタビュー :2023年2月5日(日)/ヤマト市民体育館前橋(前橋市民体育館)/Junko Nagata


[ 2月5日(日)ヴィアテン三重とのホームゲームからのフォトレポート ]

photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com
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ホームで完勝し喜びにあふれるグリーンウイングスの選手ら | photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com
ホームで完勝し喜びにあふれるグリーンウイングスの選手ら | photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com
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ヤマト市民体育館前橋(前橋市)| photo: Junko Nagata ©GreeceJapan.com

ギリシャ語で行われたエヴァとのインタビューはこちらから!

永田 純子
永田 純子
(Junko Nagata) GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbywebの共同創設者。

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