エレニ・アルポヤニ~御朱印はスタンプラリーの原点?

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様々な題材をテーマにしたマスコットを作ることを除けば、日本で最も人気のある趣味のひとつはスタンプラリーに参加することです。賞品やテーマを問わず、スタンプラリーのシーンは数えきれません。駅にも記念スタンプがあり、その年の行事や季節によって変わることもあります。しかし、日本人がこうしたスタンプを作成して収集することに魅力を感じている理由は何でしょうか。

その答えはわかりませんが、正直なところ、私は神社へのお参りの時の御朱印の収集の概念が自然に進んだものだと考えています。ごく普通の人であれば、各地の聖地を訪れることが人生の目標のひとつであると考えることでしょう。神社や寺院にお参りしたことを証明するために、訪れた日にちが記された手書きのスタンプ以上に良い方法があるでしょうか?こうした宗教的なスタンプは、日本では御朱印(ごしゅいん)と呼ばれています。

参詣の際に御朱印を集める習慣は、神社にとって意味のある活動であることが証明されたため、多くの神社が独自の特別な小冊子を作成して御朱印を作り始めました。これらの冊子は御朱印帳(ごしゅいんちょう)と呼ばれています。私は御朱印帳を2つ持っています。1つは出羽三山詣りでプレゼントされたもので、もう1つは世田谷の豪徳寺で購入したものです。豪徳寺は小さな招き猫の像がたくさん置かれたお寺です。

通常、御朱印帳を購入するということは、最初のページに書かれているスタンプ、つまり御朱印帳を購入した寺院の御朱印と一緒に旅することを意味します。ですから、左に書かれている「大谿山豪徳寺」の文字から分かるように、私にとって最初の御朱印は豪徳寺のものです。受けた日付は右側に令和元年八月十二日と記されています。アラビア数字では2019/08/12になります。

御朱印の価格(初穂料)は300円(約2.5ユーロ)、御朱印帳の価格は1500円です。もちろん、寺院の格や人気によって、その値段は変わってきます。たとえば、東京の観光客に優しい旧市街にある浅草寺や浅草神社の御朱印の価格は500円です。

日本の多くの山は神聖な場所と見なされていたり、山の麓や頂には神様がいると言われていて、自然を愛し、山に登る人の手軽で素敵なお土産は御朱印になります。こちらが山の御朱印です。千葉県の筑波山、神奈川県の大山と東京都の高尾山の御朱印です。東京の御嶽山の終わりがない階段を登った後、武蔵御嶽神社からも御朱印をなんとか手に入れました。

一般的な御朱印は、日付と場所に黒のインクを使い、2つまたは3つの深紅色のスタンプを使用して簡素に作られています。例として、東京スカイツリーの近くにある亀戸天神社から受け取ったものがあります。このお寺は、梅の花や垂れ下がる藤の花で有名ですが、私は2月の梅まつりで訪れたので、右下に「梅まつり」の赤いスタンプがあります。またある時には、紙自体が神社を代表するテーマで飾られていたり、浅草橋の銀杏岡八幡神社のように季節の行事のために飾られたりすることがあります。銀杏岡八幡神社の御朱印には特徴的な銀杏葉のスタンプがあります。また、夏の行事のため、「夏詣」のタグが付いた青いスタンプは夏のお寺への訪問の証とされています。それから、高尾山の麓にある氷川神社では、御朱印に紅葉する前の緑のもみじ葉を付けています。

京都には有名な神社がたくさんあります。たとえば伏見稲荷大社の狐神社の御朱印には、山頂に向かう途中の何百もの鳥居を思わせる赤い鳥居があります。舞妓の街・祇園地区の八坂神社には、東の青龍が住む穴があり、御朱印には龍が刻印されています。清水寺の御朱印は、寺院が重要であることを示すために、より多くの赤インクのスタンプがあります。

いくつかの寺院は非常に混雑しているため、神職や僧侶はわざわざ朱印帳に御朱印を書いたりはしませんが、代わりに、後で自分で朱印帳に貼り付けるためのスタンプと日付が記載された紙を用意してくれます。こうしたプロセスの究極の自動化を、私は京都の金閣寺で発見しました。金閣寺では、印刷されたとても長い御朱印が入場券を兼ねています。日付が抜けていたので、御朱印帳に貼り付けるために半分に切らなければなりませんでした。これが神道や仏教の基準に受け入れられるかどうかはまだわかりませんので、新しい御朱印をいただく前に、神職や僧侶が私の御朱印帳の中をよく見ないでいてくれるよう祈っています。

最近、一つ目の朱印帳がいっぱいになりましたが、まだ2冊目の御朱印帳が残っています。確かに高価な趣味ですが、日本を去った後、母国に戻って、御朱印をリビングのテーブルに広げながら、日本で訪れた美しい場所の数々を思い出すことを考えることは素晴らしいことだろうと思います。御朱印を集める趣味についてどう思いますか?あなたも御朱印を集めてみませんか?

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写真:エレニ・アルポヤニ

アルポヤニ エレニ

アルポヤニ エレニ

東京工業大学の情報通信工学部博士課程の大学院生。日本に住むのは4年目なのに、今も簡単にあるいは困難に日常生活を発見し続けています。興味は主に、東京の日常の喧騒から可能な限り人里離れた村と日本の自然を探索することです。ところで、日本は73%が山岳地帯であるため、どうしてその山々を好きすぎないのでしょうか。好きな日本語の単語は「魑魅魍魎」で、山と川の魔という意味の単語です。GreeceJapanに時折の記事に加えて、個人ブログbelleelene.wordpress.comで自分の経験を説明しています。

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