神奈川県三浦市・城ヶ島にそびえる二つの灯台(photos)

神奈川県の三浦半島に位置する城ヶ島は、「三崎のマグロ」で全国に名高い遠洋漁業の基地・三崎漁港の対岸約500mに位置する島だ。豊富な海産物と馬の背洞門に代表される変化に富む自然に抱かれたこの島には、海上保安庁の管理する城ヶ島(じょうがしま)灯台と安房崎(あわさき)灯台の二つの灯台が海の安全を守っている。

東京から約1時間半の城ヶ島に、GreeceJapan.comはこの8月に訪問。二つの灯台は島の観光スポットでもあり、また2016年(平成28)には日本ロマンチスト協会及び日本財団による「恋する灯台プロジェクト」において「恋する灯台」に認定されている。

城ヶ島灯台

城ヶ島(じょうがしま)灯台は、城ヶ島西端の長津呂崎に位置する灯台。1870年(明治3)横須賀製鉄所首長のフランス人ヴェルニーにより標高約 30mの崖上に西洋式灯台として設置点灯されたこの灯台は、日本で5番目に点灯した西洋式灯台としても知られている。初代の灯台は、1923年(大正12)9月1日の関東大震災によって倒壊、1926年(大正15)に改築された現在の灯台は2代目のもので、地上から灯台頂部までの高さは約11.5m、水面から灯火までの高さは約30.1m。

灯台の建つ崖の中腹には、1984年(昭和59)に閉館した旧灯台博物館跡地に、地中海的な魅力あふれる空間「楽園‐パラダイス」をコンセプトとして整備された城ヶ島灯台公園があり、ギリシャ神殿をイメージさせるあずまやが訪れる観光客を出迎えている。

安房崎灯台

安房崎(あわさき)灯台は、1962年(昭和37)海中に突出した磯のため浅瀬が多く、航行する船舶の難所であった城ヶ島東端・安房ヶ崎の「はな」と呼ばれる岩場に位置し、初点灯から半世紀以上に渡って海の安全を見守り続けて来た。老朽化のため2020年(令和2)3月8日に三浦市在住・在勤・在学者からの公募により選ばれたデザインをもとに、旧灯台が設置されていた安房ヶ崎を眼下に臨む県立城ケ島公園内のピクニック広場に地上から構造物の頂部まで16mの高さを持つ新灯台が新たに設置、運用されている。

旧安房崎(あわさき)灯台が設置されていた岩場の跡地から海を臨む。

Photos: Junko Nagata © GreeceJapan.com

 

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbyweb 、および 英語版ニュースのGreek.world の共同創設者。

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