
第一次世界大戦(1914‐1918)後、当時のギリシャ王国とトルコとの間で起こった希土戦争(1919‐1922)の末期である1922年(大正11)9月、スミルナ(現在のトルコ・イズミル)の港に戦火に追われ逃げ惑うギリシャ人、アルメニア人らを積荷を捨てて救助した日本船があったという、今に伝わる逸話を2018年10月12日付の日本経済新聞が伝えた。
戦争の混乱のさ中の出来事であり、また戦火により数多くの資料が失われたことから、ただ彼らを救った「Tokei-Maru」という船名とその顛末のみが現在に至るまで世代を超えてギリシャ人らの間で語り継がれていた。
ギリシャ北部の大都市テサロニキでは2016年6月日本人船長の功績を顕彰する記念碑が設置されたほか、逸話はギリシャ人監督によりアニメーション作品として映像化されており、100年あまりに渡る文字通り知られざる歴史にギリシャでも今再び光が当たりつつある。

12日付の記事では、当時の事情を知る日本人からの情報を求めている。