ギリシャのエーゲ航空の創業者セオドロス・バシラキス氏が17日(木)亡くなった。78歳。
バシラキス氏は1940年(昭和15)ギリシャのクレタ島イラクリオ生まれ。アメリカで学び、ギリシャに戻った後レンタカー会社のハーツ社の代表をはじめ、オペル、いすゞ、セアト、サーブといった外国車の輸入販売を手掛け事業を拡大した。
その後、当時エアタクシー会社として運営されていたAegean Aviation社を買収。1999年(平成11)にエーゲ航空(Aegean Airlines )として操業を開始し、2010年(平成22)にはスターアライアンスに加盟を果たした。続く2014年(平成26)にはギリシャのオリンピック航空を買収、ギリシャ初の民間航空会社として始まったエーゲ航空を名実ともにギリシャを代表する航空会社に育て上げた。
エーゲ航空の経営の他にも観光業の発展のために精力的に活動。特にギリシャのゴルフツーリズムの推進にも力を尽くした。
バシラキス氏の二人の息子はエーゲ航空の経営陣の一員として会社経営を続ける予定。なお葬儀は19日(土)12時半(現地時間)からアテネ近郊のキフィシアで行われる。