ギリシャ・オリンポス山最高地点の登頂成功から100周年

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オリンポス山の春。残雪が山頂を白く彩っている。

カレンダーが示した運命の日の日付は1913年8月2日、時間は午前10:25。

その日、歴史に名を刻んだのはFrederic BoissonnasとDaniel Baud-Bovyの二人のスイス人とギリシャ人山岳ガイドのフリストス・カカロス。三人は世界で初めてギリシャ最高峰のオリンポス山の最高地点ミティカス(2918m)を征服した。

外国人登山家や研究者たちの登山チームによるオリンポス山最高地点へのアタックは、その試みが始まった1780年から実に25回連続で失敗に追い込まれていたが、そんな中もたらされたこの成功の一報は外国人登山家たちの興味を集めるのに十分だった。特に、登頂に成功したこの二人のスイス人が出版した書籍の発行後は、多くの登山家たちのチームがギリシャを、オリンポス山を目指して訪れることになる。

自身の書籍で、二人のスイス人がギリシャとオリンポス山の比類ない美しさを絶賛したように、1913年の初登頂から現在に至るまで、この山に魅せられた登山家たちは世界115以上の国からおよそ15万人以上訪れているという。

Στον Όλυμπο. photo: Junko Nagata

オリンポス山を流れる清流。(photo: Junko Nagata)

オリンポス山は古代ギリシャの神々の住まう場所として世界的に知られる山のひとつ。古代ギリシャの精神世界を形作る神話の中心地としても存在し続けていた。

現実のオリンポス山はギリシャ北部の大都市テサロニキからおよそ100kmの位置にあり、多くの登山家たちはオリンポス山から約87kmの霊峰の玄関口である山麓の街リトホロから山頂を目指す。

古代ギリシャ神話のふるさととして、オリンポス山はギリシャ人にとって、日本人にとっての富士山のような意味を持つとも言えるだろう。

●GreeceJapan.com/ 永田 純子


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