アメリカ政府、ギリシャを含む5ヵ国に対し新たにF-35の売却を検討

「イニオホス2019」でアクロポリス上空を飛行するF-16, F-35, F-4, ミラージュ 2000, トーネード

アメリカ政府が新たにシンガポール、ギリシャ、ルーマニア、スペイン、ポーランドの5か国に対し最新鋭ステルス戦闘機 F-35の売却を検討していると4日(木)ロイターが伝えた。

これは4日(木)F-35計画を指揮するアメリカ海軍のマティアス(マット)・ウィンター中将がアメリカ議会で行った発表により明らかになったもの。

新たにギリシャを含む5か国に対しF-35 の売却を検討するとした今回の発表に対し、カメノス国防相の辞任を受け国防相に就任したギリシャ海軍出身のエヴァンゲロス・アポストラキス氏はF-35 の購入に関してはその可能性を検討する必要があるとした上で、「F-16の近代化改修を控えた現在、段階を踏んで最新鋭機の導入を目指す我々ギリシャは新たな戦闘機を選定するためのプロセスの中にある。アメリカ議会で行われた発表は、このような可能性の一助となるものである。あらゆる可能性を検証し、結論を導き出すことになるだろう」と語った。

4月に入ってアメリカはトルコがロシア製ミサイル防衛システムS-400の購入を決断したことを受け、トルコへのF-35関連機器の納入を停止すると表明している。

NATOの3月14日のプレスリリースによれば、ギリシャはNATO加盟国の中で、防衛費の国内総生産(GDP)に占める割合がアメリカに次いで2番目であることが明らかになっており、直近2018年度の防衛費は41億1,100万ユーロにのぼるという。

Defence Expenditure of NATO Countries (2011-2018)(*PDF)

なお2019年4月1日(月)から12日(金)までギリシャではギリシャ、アメリカ、イタリア、イスラエル、アラブ首長国連邦の戦闘機・軍用機が参加する多国籍軍事演習「イニオホス(Iniohos)2019」が実施され、各国の以下の戦闘機がアテネFIRを飛行する予定。

F-16 ファイティング・ファルコンBLOCK 30/50/52+/M
F-35 ライトニングII
F-4 ファントム
ミラージュ 2000
エンブラエル EMB-145H AEW&C
トーネード
空中給油機

リオ・アンディリオ橋に向かって飛行する各国の戦闘機

[ ギリシャ空軍が公開した演習の映像 ]

 

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbyweb 、および 英語版ニュースのGreek.world の共同創設者。

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