ギリシャ、ミロのヴィーナスの返還に向け活動開始

エーゲ海に浮かぶ美しいギリシャの島のひとつ、ミロス島1989年10月に香川県の小豆島と姉妹島提携を締結したことで知られるこの島は、また1820年(文政3年)に現在フランスのルーブル美術館に展示されている女神アフロディーテ像「ミロのヴィーナス」が発見された地としてもその名を世界に知られている。

世界各国から今もなお数多くの観光客たちの興味を引きつけてやまないこのアフロディーテ像の出自を知る者は不思議に思うかも知れない–パルテノン・マーブルの返還にあれほど熱心なギリシャが、アフロディーテ像には関心がないのだろうか、と。

そんなミロス島でついに2017年3月31日(金)開かれた市議会で、ゲラシモス・ダムラキス市長が提案したアフロディーテ像の返還活動に着手するとの議題が満場一致で可決された。

2020年には像が島から去って200年の節目を迎えるという今、ダムラキス市長は会見でアフロディーテ像をその母なる島へ帰還させることは自らの一生をかけた目標であると語った。

これに当たって市長はまずEUに対し圧力をかけるために100万人の署名を集めることを目指すとしており、その栄えある一人目として今年6月11日(日)にミロス島を訪問するギリシャのプロコピス・パブロプロス大統領が署名を行う予定という。

ミロス島と香川県・小豆島の間では昨年2016年にもミロス島にギリシャ-日本友好庭園が開設されるなど活発な交流が行われている。

 

scroll to top