ギリシャを代表する古代劇の女優アナ・シノディヌー、88歳で亡くなる

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2016年1月7日(木)、ギリシャの偉大な古代劇の女優アナ・シノディヌーが88歳で亡くなったことがわかった。

シノディヌーはおよそ60年以上の間ギリシャで最も有名な古代劇場・エピダヴロス最高の女優のひとりとして、また古代演劇を演じる最も重要な女優のひとりとしてその名を歴史に刻んだ。

あらゆる古代演劇を演じたシノディヌーはしかし、「自らの子供を殺めた女の役には入れ込めない」として、古代ギリシャの悲劇作家・エウリピデスの「メディア」だけは決して演じようとしなかったという。

1927年11月21日、アテネ近くのルトラキで生まれたシノディヌーは、ギリシャ国立劇場の演劇学校で1947年から1949年まで演技を学んだ。優れた女優としての活動以外にも、1974年には新民主主義党(ネア・ディモクラティア)の国会議員として選出されるなど、政治家としての活動も行った。

彼女の演じた役のうち、古代悲劇ではソポクレスの「アンティゴネー」「エレクトラ」、エウリピデスの「アンドロマケ」「イフィゲニア」「ヘレネ」が、また古代喜劇ではアリストパネスの「女の平和」が最も知られており、いずれの作品でもつねに主演女優として舞台の上で輝き続けた。

 

永田 純子

永田 純子

GreeceJapan.com 代表。またギリシャ語で日本各地の名所を紹介する  IAPONIA.GR, 英語で日本を紹介する JAPANbyweb 、および 英語版ニュースのGreek.world の共同創設者。

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