ギリシャ、来年のユーロビジョン・ソング・コンテスト不参加

今回経済的な問題を理由に既に不参加を表明しているポーランドとポルトガルに続いて、2013年スゥエーデン・マルモで開催されるユーロビジョン・ソング・コンテストにギリシャがエントリーしない可能性が表面化している。

ギリシャ政府報道官のシモス・ケディコグル議員は、ギリシャの日刊紙『ト・ヴィーマ』に対して「国営放送は、これを支える国民の感情に配慮しコンテスト参加を見送るべきである」と語ったもの。

この問題はギリシャ国営放送(ERT)において既に広く議論されているもので、ERTの理事会メンバーが語ったように、ギリシャの同コンテストからの撤退の決定は参加費用を賄える何らかのスポンサーが現れない限りほぼ確実であるという。

ポーランドとポルトガルが不参加を表明し、ギリシャがこれに追随する形で進む中、同様にキプロス放送のスポークスマンも不参加の可能性を示唆している。

ギリシャのユーロビジョン・ソング・コンテスト参加の歴史は古く、1974年イギリス・ブライトン大会で女性歌手マリネッラの歌う「クラシ・サラサ・ケ・ト・アゴリ・ム(ワイン、海、そして私の彼)」が初参加で11位を獲得。

また2005年ウクライナ・キエフ大会では女性歌手エレナ・パパリズゥが歌う「My Number One」でギリシャ初の第1位に輝き、翌年2006年ギリシャ・アテネ大会を実現させている。

●Greecejapan.com/永田 純子

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